春子さんは旅館で仲居バイトをしています。
その日は3人連れの泊り客があり、春子さんが3人を部屋へ案内すると、その場で宿泊料を前払いしてくれました。1人1泊1万円ですから3人で3万円です。春子さんはその3万円を帳場にいるおかみさんに手渡しました。
「あの方たちはうちのお得意様の紹介だから、少しおまけして差し上げなきゃならないわね。春子さん悪いけどこれをお客様に届けてもらえる」
そういっておかみさんは宿泊料の3万円のうち5千円を春子さんに渡しました。
春子さんは再び客室へ向かいます。
「いくら紹介だからって5千円もサービスすることないのに。でも、5千円返しても3人じゃ割り切れないわね。けんかにでもなったら大変だから3千円だけ返して・・・と」
春子さんは勝手な理屈をこねて2千円を自分のポケットに入れてしまいました。
春子から3千円を返してもらった客たちは「1人9千円になった」と大喜び。春子も何だかいい気分になって客室をあとにしました。
「あれっ?」
春子はふと立ち止まりました。
「お客さんたちは、1人9千円づつ払ったんだから3人で2万7千円よね。わたしのポケットには2千円が入ってる。足しても2万9千円にしかならないじゃない。最初に受け取ったのは3万円だったのに・・・。あと1000円はどこへ消えたのかしら」
その日は3人連れの泊り客があり、春子さんが3人を部屋へ案内すると、その場で宿泊料を前払いしてくれました。1人1泊1万円ですから3人で3万円です。春子さんはその3万円を帳場にいるおかみさんに手渡しました。
「あの方たちはうちのお得意様の紹介だから、少しおまけして差し上げなきゃならないわね。春子さん悪いけどこれをお客様に届けてもらえる」
そういっておかみさんは宿泊料の3万円のうち5千円を春子さんに渡しました。
春子さんは再び客室へ向かいます。
「いくら紹介だからって5千円もサービスすることないのに。でも、5千円返しても3人じゃ割り切れないわね。けんかにでもなったら大変だから3千円だけ返して・・・と」
春子さんは勝手な理屈をこねて2千円を自分のポケットに入れてしまいました。
春子から3千円を返してもらった客たちは「1人9千円になった」と大喜び。春子も何だかいい気分になって客室をあとにしました。
「あれっ?」
春子はふと立ち止まりました。
「お客さんたちは、1人9千円づつ払ったんだから3人で2万7千円よね。わたしのポケットには2千円が入ってる。足しても2万9千円にしかならないじゃない。最初に受け取ったのは3万円だったのに・・・。あと1000円はどこへ消えたのかしら」